「死ぬくらいなら会社辞めれば」 ができない理由を読んでみた

 

電通に勤めていた高橋まつりさんがこの本を読んでいたら、過労自殺しなかったのでしょうか?

ツイッターで30万リツートされた過労死漫画が書籍化されていたので読んでみました。

 

全160ページで厚さはこのくらいです。

 

著者は汐街コナ(しおまち こな)さん。
グラフィックデザイナーとして勤めていた広告制作会社がブラック企業で、本人が自殺一歩手前まで追い詰められた経験をもとに書かれた作品。

また、監修者の「ゆうきゆう」さんが心療内科医としてのQ&Aコーナーもあり、同じような体験をした人の質問にも丁寧に答えています。
コミカルな漫画を交えているので、さらっと読みやすく1時間あれば読み終わってしまいます。

 

「なぜ死のうと思うまで働くのだろう?」

「そんなに大変なら会社辞めればいいのに?」

 

ブラック企業で働いた経験がない人は、そう思ってしまいます。

 

なぜ会社を辞めないの?

 

なぜって、辞めるという選択肢がなくなってしまうからです。

 

人間は生きていく中で色々な選択肢があります。

 

きょうの夕飯を選ぶ

着る服を選ぶ

進学する学校を選ぶ

恋人、結婚相手を選ぶ

住む場所を選ぶ

会社を選ぶ

 

さまざまなことを選び、決めていく権利が自分にはあるのですが、究極的に継続的にストレスを受け続けると、人は選択する道が見えなくなるという。

例えると、高いビルとビルの間に架けられた細いひもの上を綱渡りしているような状況。

安定することなくゆらゆら揺れながら歩いていき、強い風が吹いて一歩踏み外せば奈落の底へ・・・

 

「私まだ大丈夫だ」

こう思った時点で黄色信号。

 

「もうダメだ」

と思ってからでは遅いのです。

 

大丈夫なうちに次の仕事、新しい生活を決めなければいけないのです。

 

それにしても酷ですよね。

仕事をすればするほど、追い詰められれば追いつめられるほど、人は仕事を辞められなくなる。

 

仕事を辞めた後に考えられる不安→他の仕事につけるか? 収入がなくなる

仕事を辞めずに続けて行く場合のリスク→心身ともに病んでくる、最悪は過労死

 

どちらのほうが重いのか?

天秤にかければ簡単に答えは出るはず。

 

厚生労働省のデータによると、2015年に過労死・過労自殺した人は482人にものぼります。

もし、あなたがいま勤めている会社の残業時間が月80時間を超えるようであれば、正常な判断ができるうちにこの本を読んでみることをお勧めします。

1時間あれば読み終わりますので、「ちょっとなんか変だな」と思っているうちに正しい道に進めるようにしてほしいです。

 

この本が一番言いたいこと、それは

 

「世界は、本当は広いのです。」

 

 

会社はあなたを守ってくれません。
あなたには、選びきれないくらい色々な選択肢があるのです。

 

完全に息詰まる前に、一度読んでみてください。

 




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