あなたが痴漢で疑われたら、逃げずに戦いますか?

TBS系列の好きか嫌いか言う時間(月曜午後9時53分~)で痴漢冤罪問題について取り上げていました。

近年痴漢に疑われて線路に逃げ、死亡する事故まで起きて社会問題化している痴漢冤罪について考えてみたいと思います。

 

 

 

番組では痴漢の取り締まり方に問題があると指摘しています。

 

「起訴されると有罪率99.9%」

 

これが現在日本の現状です。

 

痴漢は確かに醜い犯罪です。女性に多大なる身体的、精神的ダメージを与えるあってはならない犯罪です。

 

でも、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車での出来事です。

100%の確証がない状況で自分の隣で密着していたからという理由で男の手をつかみ「この人痴漢です!」と叫ぶことによって、その一言で男の人生がくるってしまうことがあるのも現実です。

 

実際に痴漢冤罪被害に合った矢田部孝司さん(著書「お父さんはやってない」
映画「それでもボクはやってない」の作者)がご自分の体験を話していました。

 

事件が起きたのは2000年12月5日、満員の通勤電車を降りたところである女性から指をさされて「この人痴漢です!」駅員に訴えられる。

                                     出典:映画「それでもボクはやってない」

 

矢田部さんはカッとなって罪を晴らそうと駅長室に入り事情を説明すると、警察で詳しく話してほしいと言われ警察へ。

 

警察に行くといきなり警察官から、

「お前、チャックを下して女性に陰部を触らせたんだってな?」

と、事実無根の事をいわれ、

 

「いや、ズボンはチャックでなくボタンですよ」

と反論するも、「女性がそう言っているから」の理由で認めてもらえない。

その後、いきなり手錠かけられ、腰縄をかけられ逮捕されてしまう。

 

裁判でも自分の話は全く聞いてもらえず、女性の証言のみが信じられ、逮捕から一年後、懲役1年2か月の実刑判決を受けてしまう。

                                      出典:映画「それでもボクはやってない」

 

痴漢で実刑判決なんてあるんだな?と改めて知りましたね。

 

その後は奇跡的に2審で無罪を勝ち取ったが、ここまで2年の歳月を要し、600万円の裁判費用がかかったとの事。

結果としては裁判で勝ったことになるが、矢田部さん自身はうれしいという気持ちはなかったそうです。

 

それもそのはず、痴漢冤罪で逮捕されたあと、会社はクビになり、妻と小学生、幼稚園の子供を残し、家のローンは30年以上ある。

逮捕されている間、家族は様々な誹謗中傷を受けたことでしょう。

結局2年間も刑務所暮らしをして無罪は勝ち取ったがそれ以上に失ったものが大きかったことと思います。

 

テレビでおなじみの北村弁護士が語っていました。

痴漢冤罪の問題とは?

痴漢で起訴されると有罪にするためのつじつま合わせをするとの事。

警察が被害者のいう事は100%信じて、加害者の言い分を一切認めない。

全ての流れが「駅長室に行き話をする」→「警察に行き」→「逮捕される」となり、逮捕されてから取り調べが行われ、そこで起訴されると99.9%が有罪となる。

 

もし痴漢冤罪で捕まったらどうしますか?

実際に冤罪被害にあった矢田部さんは、

「駅長室から出た時点で逃げます。」

との事。

実際に逮捕され裁判をおこなってきた本人の率直で素直な意見だと思います。

 

北村弁護士はさすがに逃げろとは立場上言えないのもあり、「2つ選択肢がある」と話していました。

1つはやっていない罪は認めず戦う。ただしこれにはリスクが伴う。裁判で有罪となれば、矢田部さんのように実刑判決となり全てを失ってしまうかもしれない。その覚悟があるなら戦う。

もう1つは、やってはいないけれども示談交渉をする。30万円くらいかかってしまうかもしれないが、そこで示談をして今まで通りの仕事や生活をする。

 

まさに究極の選択ですね。

 

やっていない罪を認め、やっていない罪で供述調書がつくられることほど悔しいことはないですが、失うものの大きさを考えたら示談のほうがいいのでしょうか?

 

逃げて線路にまで出た人たちは、皆冤罪だったのでしょうか?

捕まれば逮捕、皆このことが頭に浮かんでとっさの判断だったのでしょうか。

亡くなった方、2人もいましたよね。

 

逃げるのはよくない。

 

と思うのなら、示談交渉が現状の法律では最善ではないけれども、消去法で示談交渉を選択するしかないようです。

 

山手線が2020年までに新型車両すべてに防犯カメラを設置するとの事。

多大なる費用は掛かりますが、こういった犯罪防止や冤罪被害の証明にもなるのでいいことですね。

 

 

それ以外の方法は・・・

完全に男性車両、女性車両と分けるしかありませんね。

 

被害に合う女性の気持ちを考えると、非常に難しい問題で考えさせられます。

 

あなたが痴漢で疑われたら、逃げずに戦いますか?

 




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